一口に包茎と言っても大きく仮性・真性・カントンの3種類に分けられますが、これら3種類の包茎の中で最も多いのが仮性包茎です。仮性包茎は、平常時は亀頭が包皮に覆われているものの、自分で包皮を剥くことができる状態のことを指します。また、勃起時に自然に亀頭が露出されるケースもありますが、仮性包茎の方は基本的に包茎手術は不要です。仮性包茎は、医学的には病気と見なされておらず、放置しても大きなリスクにつながるケースはほとんどありません。

ただし、仮性包茎は毎日のケアを欠かさないことが重要で、毎日亀頭を露出させて丁寧に洗って清潔な状態に保っておく必要があります。毎日のケアを怠ると、包皮の内側に汚れが溜まってしまい、悪臭の原因になることもあります。また、細菌が繁殖してしまって亀頭包皮炎などにつながる可能性も否定できないので、可能であれば包茎手術を受けた方が良いでしょう。包茎手術を受ければ亀頭や包皮が清潔な状態に保たれやすくなるので、悪臭や亀頭包皮炎などの病気のリスクを軽減することが可能です。

また、仮性包茎の方は正常時に亀頭が包皮に覆われているので、亀頭が刺激に対して弱く、早漏になりやすいというデメリットがありますが、包茎手術を受けることで早漏が改善する可能性もあります。加えて、何よりも包茎というコンプレックスを解消でき、性行為に対して前向きになれるケースも少なくありません。包茎手術の費用は決して安いものではありませんが、悪臭や亀頭が包皮などのリスクを軽減したい、早漏に悩んでいる、包茎にコンプレックスを感じているといった方は手術を検討すると良いでしょう。